どうも。双竜ちんたろうです。
なぜ双竜かって?
お尻の穴が2つになったからだよ!
今回は尻の穴が増える病気「痔瘻」
この病気との闘病記「手術編」をお届けする。
これから痔瘻手術する人。
参考にしてね!
手術までの話
手術方法について
前回は痔瘻診断された所までを紹介したのだが、
その時に手術についても説明を受ける。
まず痔瘻は手術しないと完治しない。
そして手術方法は3パターン
- 切開開放術
- 括約筋温存手術
- シートン法
切開開放術
- 特徴
- 痔管(トンネル)を切除し開放
- 切除後は縫合しない
- 肛門のまわりにある括約筋も切開する必要がある
- 痔瘻が浅い場合や肛門後方に痔瘻がある場合に行う
- メリット
- 再発リスクが低い
- デメリット
- 括約筋を切開するので肛門の変形やひきつれの可能性あり
切開開放術!
必殺技の名前みたい。
括約筋温存手術
- 特徴
- 痔管(トンネル)をくり抜き切除
- その後、細菌の入り口を縫合
- 痔瘻が深い場合や複雑な場合、また肛門後方以外に痔瘻がある場合に行う
- メリット
- 括約筋を出来る限り温存出来る
- デメリット
- 切開開放術に比べ再発リスクが高い
括約筋が弱るとウンコが漏れるよ!
この術式はそのリスクが低い。
シートン法
- 特徴
- 痔管(トンネル)にゴムを通す
- ゴムを徐々に絞っていき痔管を切除する
- 痔瘻が深い場合や複雑な場合に行う
- メリット
- 切開開放術に比べ括約筋の損傷が少ない
- デメリット
- 開放までに数か月かかる
- その間にゴムの締め直しや交換の為、複数回通院が必要
- 治るまで尻にゴム輪がついている
輪ゴムでスイカを割る動画を思い出す
手術方法によって色々メリットデメリットがある。
痔瘻の状態、病院、先生によってどの術式になるか決まるそうだ。
ちなみにちんたろうは切開開放術だった。
手術の予約をする
入院予約が埋まっているので手術が出来るのは最短で3週間後。
そして入院期間は約5日。
先延ばしにしても良い事なさそうなので最短日で予約をする。
手術まで3週間空いたのでその間に3回ほど通院し、膿を抜くために切った尻の状態を確認して貰う。
特に問題は無いようなので無事手術することに。
手術前
大腸内視鏡検査について
痔瘻手術前に下剤を飲む必要があるのだが、ついでに大腸内視鏡検査をする事を先生に勧められる。
痔瘻になる原因は色々あるが、大腸に異常があって発症する事があるらしい。
大腸内視鏡検査の値段は6000円程。
やってもやらなくてもいいらしい。
正直面倒くさい。金かかるし。
なんて事を思っていたのだが、家族からの強い要望によりシブシブ検査する事に。
食事制限
大腸内視鏡検査をするには腸の中を空っぽにする必要がある。
当然下剤を飲むのだが、下剤を飲む数日前から食事制限をしないといけなかった。
検査3日前
消化に良い物しか食べれなくなる。
種、海藻類、きのこ類は腸に残るのでダメ。
検査前日
食事メニューを完全に指定される。
昼と夜は会社で食べる必要があったので一気にハードルが上がる。
朝食
トースト1枚+具無しスープ
普段通りのメニューなので余裕
昼食
素うどん
会社で素うどんを作る事ができないので用意したのがこちら、
どん兵衛おいしいよね。
ネギはダメらしいのでスプーンですくい取る。
きつね揚げも当然処分。
どんギツネさん。すいません!
晩飯
おかゆ+味噌汁
当然味噌汁は具無し。
一気に病人モードへ。
夜9時に下剤(ピコスルファートナトリウム内用液)を飲む。
これ以降は食事禁止に。
手術当日
当然なにも食べれない。
ちなみに次に食事が取れたのは翌朝になる。
プチ断食。
ここから恐怖の下剤祭りが開幕する。
手術当日
下剤祭り
今回飲むニフレックスという下剤。
2リットルもある。
量もそうだが味も不味いらしい。
飲みきるコツは前日に水に溶かしてしっかり冷やしておくこと。
そして下剤との戦いは朝が早い。
大腸内視鏡検査が朝からあるので朝5時から下剤を飲み始める。
まずは錠剤(ナウゼリン)を3錠飲み、その後ニフレックス2リットルとの戦いが始まる。
飲み方としては、
200ml飲む→10分休憩→200ml飲む
これ繰り返し1時間半で2リットルを飲み干す。
味はポカリから砂糖を抜いてにがりを足したような感じ。
美味しくはないが飲めないレベルではない。
まずい!もう1杯!
確かに冷えている方が飲みやすい。
600ml程飲んだところで便が出だす。
シャー!
便と言うよりは尻からオシッコがでているような感覚だろうか。
名付けて「オ尻ッコ」
お腹が痛くならないのが救い。
1時間半かけて全量を飲みきる。
これは新種の拷問や!
全量飲み終わった後、1時間近くオ尻ッコが出たが、便意も落ち着いたので病院に行く事に。
病院着
8時半に病院に着く。
ひとしきり説明を聞いた後、コロナ検査を行う。
鼻に棒を突っ込むアレだ。
問題無かったので検査室に移動する。
大腸内視鏡検査
時刻は9時。
検査室前のパーテーション内に移動し着替えを渡される。
よくある手術着だが尻が開くタイプのやつだ。
この服なら効率的に痴漢が出来るだろう。
痴漢。ダメ。絶対。
着替えを終えた後、点滴用の針を刺される。
当分の間は刺しっ放しになるので邪魔にならない手首の上あたりに刺される。
採血する時ぐらいの痛みだと思っていたら、針が太いせいかそこそこ痛かった。
その後検査室に運ばれる。
点滴に睡眠薬を混ぜられ、すぐに意識が無くなる。
そして気付いたら大腸内視鏡検査が終わっていた。
魔法かと思うぐらい一瞬で終わった。
奇跡も魔法もあるんだよ
ケツ毛消失
大腸内視鏡検査が終わり病室に着いたのが10時。
ほどなくして看護師がケツ毛を奪いにやってきた。
肛門周りにクリームを塗る看護師。
慣れたものだ。
今までに何百人ものケツ毛を処理してきたのだろう。
一瞬にしてちんたろうのケツ毛は消えて無くなった。
クリームを拭き取ってくれたがウォシュレットで仕上げ洗いするように言われる。
トイレでキレイに洗い流したが、ちょっとヒリヒリした。
さよなら。ケツ毛。
その後バスローブタイプの手術着に着替え手術まで病室で待機となる。
ケッセン(痔瘻手術)
13時半に手術の迎えがやってくる。
点滴を持ちながら手術室へ歩いて移動。
手術台に横になるとタオルを掛けられ手術着を脱がされる。
背中を4回消毒。
背骨近くに麻酔の針を刺される。
ズゥズゥズゥ。
痛みはそんなに無いが体の中心の方に針が入っていく感覚がある。
イヤ~な感覚だが一瞬で刺し終わる。
手術中は助手の人が体を押さえてくれていたのだが人肌の温もりが伝わってきて安心する事が出来た。
ちなみに助手はおじさんだった。
のんけだよ。
麻酔が終わるとうつ伏せにされて尻にテープを貼られる。
尻をテープで広げられ「尻くぱぁ状態」にされる。
そして肛門の横をつねられる。
痛くは無いが感覚はある。
まるで魔法だ。
そんな魔法はいらんけど。
これで準備は整ったようだ。
ジィジィジジ~!
手術が始まる。
肉が焦げる匂いがする。
決して美味しそうな匂いではない。
例えるなら火葬場のニオイ。
火葬場に行ったら、
ちんたろうの尻肉を思い出してくれ!
痛みは無いが何かやっている感覚はある。
下半身の麻酔はしっかり効いているようだ。
試しに足の指をコッソリ動かしてみたが少し動いた。
不思議な感覚だ。
そうこうしているうちに手術が終わった。
時間にして10~15分だろうか。
ちなみに病室ではプリンセスプリンセスのオルゴールバージョンがずっと流れていた。
ドラマとかでよく見る無音状態じゃなくて安心したのだが、選曲は先生の趣味だろうか?
ダイアモンドだね~。
AH!AH!
手術が終わると手術着とオムツを着させてもらった。
その後、手術台からストレッチャーに乗せ替えられてそのまま病室へ運んでもらう。
結果発表
病室に先生がやってくる。
手術は無事終了。
痔瘻予備軍が3か所あったからついでに切って処置してくれたらしい。
先生サンキュー!
大腸検査も異常は無かった。
すべて終わったのが14時半前だったので手術は1時間もかからなかった。
痛みを感じる事もなく手術は無事終わったのだが、その後ちんたろうは地獄を見る事になる。
詳細は次回の痔瘻入院編にて!
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