痔瘻入院編【手術以上の苦痛が待ち構えていた】

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

痔瘻日記~入院編~ 健康

地獄の痔瘻手術が終わり入院生活が始まったちんたろう。

今回は痔瘻との闘病記「入院編」をお届けする。

ちなみに「手術編」はこちら。

入院編では手術以上の苦痛が待ち構えていた。

この記事を読めばその苦痛を回避出来るのでこれから痔瘻手術を受ける人は是非読んで頂きたい。

1日目

術後

14時半に手術が終わったのだが頸椎麻酔の影響で下半身が動かない。

気分はジオング。

上半身は動くが無理に起き上がろうとすると頭痛が発生するらしい。

そして明日までベットから動けないので尿瓶を渡される。

ここから入院生活のスタートだ。

ち○こが痒い気がしたので触ってみたのだが感覚がまったく無い。

これがファントムペインという奴なのだろうか。

術後2時間で足の感覚が戻り始め、3時間で足が少し動くようになってきた。

ちんたろう
ちんたろう

おかえり。

俺の足。

徐々に麻酔が切れてくる。

術後4時間あたりから肛門が痛くなり始める。

ここからどんどん肛門の痛みが強くなると思っていたのだが、それ以上の苦痛がこの後に待ち受けているとは。。。

死の宣告

21時に(術後7時間)看護師がやってくる。

それまでにも数時間毎に体温測ったり点滴交換したり様子を見に来てくれていたので、

「あ~。いつものヤツか。」と思っていたのだが。

看護師
看護師

あと2時間尿がでなかったら

尿道に管通しますね。

ちんたろう
ちんたろう

えっ!

あと2時間?

そんなの聞いてない!

確かに尿瓶を渡されていたが。

尿意なんかねぇよ。

「データなんかねぇよ」のメロディにのせて、「尿意なんかねぇよ」というワードが脳内を駆け巡る。

頸椎麻酔後は尿が出にくくなるから尿道に管を通す事(通称:尿道カテーテル)があるのは知っていた。

しかし尿道カテーテルはめちゃくちゃ痛いらしい。

もう想像するだけで痛い。

絶対に尿瓶に出してやる!と思っていた矢先の出来事だった。

突然の死の宣告。

タイムリミットは2時間。

ちんたろう
ちんたろう

やるしかねぇ。

ここからちんたろうの地獄が始まる。

尿瓶大決戦

尿瓶大決戦での最重要課題。

膀胱をパンパンにする事。

すなわち尿意だ。

尿意がまったく無かったのでグビグビお茶を飲むちんたろう。

ハイキングウォーキングのコーラ芸並みの早さで500ccを飲み干した。

膨れ上がる膀胱!

ちんたろう
ちんたろう

戦いの準備は整った!

あとは出すだけ。

膀胱に力を入れる。

グッ!

ん?

グッ!!

ちんたろう
ちんたろう

で。でない。

膀胱は膨れ上がっているのに尿が出ないのだ。

更に膀胱に力を込める。

チロッ。

ほんのちょっとだけ尿が出た。

2時間頑張って尿瓶に50cc尿を出す事が出来た。

500ccお茶を飲んだのに尿は50ccしか出ていない。

残りの水分は膀胱に残っているのだ。

そうこうしていると看護師がやってきた。

看護師
看護師

尿出ましたか?

ちんたろう
ちんたろう

もっ。

もうちょっと頑張ってみます。。

泣きの延長戦をお願いする事に。

もうあとがない。

というか膀胱がパンパンを通りこして痛くなってきた。

ここにきてお茶がぶ飲み作戦が仇になってきたのだ。

全集中の呼吸で膀胱に力を込める。

汗と涙を流して30分で200cc出す事が出来た。

しかし膀胱の痛みは治まらない。

むしろどんどん痛くなっていく。

麻酔が切れて肛門が痛かったはずなのに膀胱の方が圧倒的に痛い。

ちんたろう
ちんたろう

もう限界や。

涙を流しながらナースコールを押し尿道カテーテルをお願いした。

すぐに看護師がやってきた。

ち○こと管を握る看護師。

ズゥズゥズゥズゥズ。

一瞬にしてち○こに管が挿入された。

挿入中はち○この中に管が入っていく感触があり痛みも少しあるのだが、それ以上に解放感がハンパなかった。

なんの苦労も無くドクドクと尿が出ていき容器には尿が1000cc溜まった。

とっとと管を入れて貰えばよかったと後悔した。

そしてち○こに管を通したまま朝を迎える事に。

2日目

朝の一大イベント

昨日ち○こに突っ込んだ管。

自分の意志とは関係無く夜中も管を通って尿が容器に溜まっていた。

そして朝の一大イベント。

管の抜き取りが待ち構えていた。

看護師がやってきてち○こに刺さった管をズルズルと抜いていく。

噂ではココが一番痛いらしい。

かなり恐れていたのだが意外と痛く無かった。

むしろ肛門の方が痛い。

膀胱の痛みが消えたので本来の肛門の痛みをダイレクトに感じるようになっていたのだ。

例えるなら肛門をヤスリで削って唐辛子を塗ったような痛みだ。

ジンジンと痛むが痛み止め薬のおかげか我慢出来ないような痛みではない。

食事再開

食事2日目

入院前からまともに食事を取っていなかったのだが入院2日目の朝からは食事が解禁された。

病院食はよく不味いと聞くが普通においしかった。

基本的に薄味の料理が出てくるが決して味付けが薄い訳ではない。

「出汁味」「醤油味」「素材味」がメインで、「ソース味」「激辛味」が出るてくる事は無かった。

あと量に関しては意外と病院食だけでお腹いっぱいになるぐらい出てきた。

ちんたろう
ちんたろう

ゴハンの量が多いのよ。

カロリー計算もしてみたが成人男性の1日に必要な摂取量ぴったりに調整されていた。

さすが病院食。

持ち込みお菓子も自由に食べてよかったが病院食でお腹いっぱいになるのでほとんど食べる事は無かった。

解禁

朝食後に先生が登場。

患部を見てもらい問題が無い事を告げられる。

その後、4要素解禁された。

解禁その1

1日ぶりに点滴の針を抜いてもらえた。

これで院内なら自由に歩けることに。

解禁その2

トイレも解禁された。

膀胱が膨れてきたからトイレへGO!

昨日までの苦労が嘘のように快適に放尿出来た。

だがカテーテルの影響か尿と一緒に空気も出た。

ちんたろう
ちんたろう

ち○こがブビブビ鳴ったよ。

あと患部を1日3回ウォシュレットで洗うように言われたのでやってみた。

痛みは殆ど無かった。

ただオムツに血が滲んでいた。

解禁その3

シャワーが解禁された。

出血が心配だったがシャワー中に流れ出る事は無かった。

恐る恐る患部を洗ってみたが意外と沁みなかった。

解禁その4

私服が解禁された。

やっと手術着が脱げる。

私服に着替えるただけで日常に一歩近づいた感じがして嬉しかった。

ちんたろう
ちんたろう

Tシャツ短パン最高!

ただ基本ベットで横になっておかないといけないのでほぼ寝たきり状態。

あと前日の下剤で腸が空っぽになった影響か食後からお腹がめちゃくちゃゴロゴロ鳴るようになった。

3日目

サイレントおなら

尻の痛みはだいぶマシになってきた。

例えるなら「激辛タイ料理を食べて排便した後の肛門の痛み」ぐらいまで改善した。

ちんたろう
ちんたろう

たぶんタイ人ならなんとも思わないレベル。

病院での生活にも慣れてきたが、やる事が無いので食事だけが唯一の楽しみとなる。

昨日から食事が解禁されたが今日も便が出なかった。

あきらかにおかしい。

普段は食後直ぐに便が出る通称「ところてん方式の腸」の持ち主なのだが、2日分の食事が溜まっているのに便意がやってこない。

しかしお腹はパンパンだ。

どんどんお腹が張っていき次第にミゾオチ付近が痛み出した。

なんとかせねば!

必死にお腹に力を込める。すると。

スゥー。

サイレントおならが出た。

相部屋だったがサイレントだったので気付かれてないはずだ。

ちんたろう
ちんたろう

ニオイでバレてたかも。

サイレントおならのおかげで痛みが無くなった。

4日目

食事4日目

ウンコお披露目会

朝一でお茶を飲んで便通に良いストレッチをしたら3日ぶりに便がでた。

ただ3日ぶりにしては可愛らしい大きさだった。

便が出たら見せるように言われていたのでナースコールで看護師を呼び出す。

ウンコお披露目会だ。

脳内ミュージックは「CAN YOU CELEBRATE?」

世界一かわいいウンコを見て看護師が一言。

看護師
看護師

問題ありませんね。

世界一汚いお披露目会は一瞬で終わった。

ちなみに便器が真っ赤に染まったり出血が止まらなくなったりしてない限り大丈夫らしい。

入院してから「ア○ル」「ち○こ」「う○こ」を見られた事になる。

羞恥三冠王達成だ。

5日目

食事5日目

釈放

尻の痛みは少しずつ改善。

肛門を洗濯バサミでずっと挟まれているような痛みになってきた。

出血は続いているがそれも減ってきた。

朝食後に先生の診察があり正式に退院の許可が出た。

会計を終わらせ病院から出る。

長いようで長かった入院生活が終わりを迎えた。

数日ぶりのシャバの空気はうまかった。

これにて痔瘻入院編は終了。

 

次回は痔瘻まとめ編。

治療に掛かった費用、痛みランキング等々、痔瘻になった時に知りたかった情報のまとめを発表!

コメント

タイトルとURLをコピーしました