【超簡単解説】GX志向型住宅と補助金について

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GX志向型住宅 仕様選び

2025年住宅補助金の中で突如姿を現したGX志向型住宅というワード。

また新しいワードが出てきた~って事で初心者にもわかるように超簡単に解説していく。

2024年末から家を建てる人は補助金に大きく関わってくるので是非読んで欲しい。

GX志向型住宅とは

GXとはグリーントランスフォーメーションの略だ。直訳すると緑変換。

ちんたろう
ちんたろう

なんのこっちゃ。

以前からあるZEH基準の水準を大きく上回る性能を有する省エネ住宅の事らしい。

ZEHとは断熱性能+省エネ+創エネ(太陽光)により年間一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)をおおむねゼロ以下にする住宅のこと。

補助金内容(子育てグリーン住宅支援事業)

毎年謎に名前を変える住宅支援事業。2024年11月29日に発表されたのが子育てグリーン住宅支援事業。

ちんたろう
ちんたろう

毎年似たような名前で覚えにくいのよ。

目玉となるのが今回新しく追加されたGX志向型住宅の160万円。近年稀にみる高額補助額だ。しかもGX志向型住宅のみすべての世帯が対象となっている。

逆に長期優良住宅やZEH水準住宅は前回比較で減額となっており、国としてもより高性能な家を推進していきたいのがよくわかる。

ちんたろう
ちんたろう

子育て支援事業なのに
子育て世帯の補助金下がってる!

子育てグリーン住宅支援事業

GX志向型住宅の要件

要件

要件は下記の4項目すべてに適合するものがGX志向型住宅となる。

  1. 断熱等性能等級「6以上」
  2. 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
  3. 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
  4. HEMSの導入
ちんたろう
ちんたろう

う~ん。
わからん。

超初心者の人はココで読むのを止めるだろう。

そんな人でもわかるように超簡単に言うと、

家の断熱モリモリにして、省エネ機器を採用して、太陽光パネルをそこそこ載せたらGX志向型住宅になるのだ。

次項でもう少し詳しく説明する。

断熱等級

断熱等級は熱の逃げにくさの指標で、等級が高い程断熱モリモリになり建築費が高くなる。

その分、冷暖房の効きが良くなり冷暖房費が安くなる。

少ない冷暖房で家の温度が保てるから快適で省エネでエコになる。

ちんたろう
ちんたろう

国が目指してるのがコレ

GX志向型住宅は断熱等級6の要件を満たす必要がある。長期優良住宅やZEH住宅の断熱等級5以上の断熱が必要になるのだ。ZEH住宅を謳っているメーカーが多い中、ハードルはかなり上がった。

その分、補助金は大盤振る舞いしますよってのが今回の補助金内容。

 

断熱等級

ちなみに断熱等級は断熱性能の指標になるUa値を元に分類されるのだが、外国の最低基準でGX志向型住宅の要件を満たしてしまう。

ちんたろう
ちんたろう

日本が住宅後進国と言われる所以

Ua値が低い程、家から逃げる熱が少ない。

一次エネルギー削減率

GX志向型住宅は一次エネルギー消費削減率が基準値を満たす必要がある。

  1. 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
  2. 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」

まずは前程情報

一次エネルギー = 電気やガス等の元となるエネルギー(石油、石炭、天然ガス)

二次エネルギー = 電気やガス

再生可能エネルギー = 太陽光

一次エネルギー消費量とは家で消費する一年間の一次エネルギーの消費量のこと。

家の中で一次エネルギー(石油、石炭)を消費している訳はないので、二次エネルギー(電気やガス)の消費量を一次エネルギーに換算して計算を行う。

高断熱+省エネ設備+太陽光パネルを採用して電気やガスの消費を抑えましょう!って事が狙いの基準。

一次エネルギー消費量削減率

GX志向型住宅の要件なのだが再生可能エネルギー(太陽光)を含む基準値と含まない基準値の両方を満たす必要がある。

つまり太陽光パネル搭載は必須というわけだ。

一次エネルギー消費量の削減率35%以上(太陽光なしVer)

削減率の計算式は以下の通り。

  • BEI = 設計量 ÷ 基準量

設計一次エネルギー消費量(設計量):家を建てる時に想定される年間のエネルギー消費量
基準一次エネルギー消費量(基準量):法で定める年間のエネルギー消費量、床面積や地域で変わる

つまり基準エネルギー消費量の35%以上の省エネを目指そうってこと。

ちんたろう
ちんたろう

ZEHや長期優良が20%だったから
かなりハードルが上がった!

一次エネルギー消費量の削減率100%以上(太陽光ありVer)

計算式は先程の計算に太陽光発電エネルギー量を追加しただけ。

  • 設計量収支 = 設計量 ー 太陽光発電エネルギー量
  • BEI (太陽光含む) = 設計量収支 ÷ 基準量

設計での省エネと太陽光発電での創エネで基準量以上のエネルギーを削減出来ればOK!

この削減率100%以上という指標はZEH住宅と同水準。

ちんたろう
ちんたろう

元から太陽光載せようと思っていた人には
やさしい水準。

HEMS

HEMS(ヘムス)とは家庭で使う電気やガス等のエネルギーを節約する為の管理システムの事。

ちんたろう
ちんたろう

忍術学園にいる犬の名前じゃないよ

ちんたろう
ちんたろう

それはヘムヘム

HEMSと電気機器をつないでエネルギー使用量を「見える化」したり、各機器を「自動制御」出来る。

メリット

  • 各機器の電力使用量を確認出来るのでムダ使いの防止が可能
  • 異なる家電の使用エネルギーや太陽光パネルの発電量をスマホ等で手軽に一元管理出来る
  • 設計通りの性能がでているか検証出来る
  • 電力の安い時間に家電を自動起動出来る
  • エネルギーの消費パターンから異常消費(冷蔵庫閉め忘れなど)を検知してお知らせしてくれる

デメリット

  • 機器の導入費用が必要
  • 対応した機器しか接続できない
  • インターネット環境が必要

要件

補助金を貰うために必要なHEMSだがどの機種でもいいという訳ではない。

一般社団法人エコーネットコンソーシアムが認定した「ECHONET Lite AIF仕様」に対応している機種である必要がある。

対応機種はコチラ

まとめ

補助金を貰うには

細かい条件や基準を満たしているかは、これから家を建てるハウスメーカーや工務店に聞いてみよう。

GX志向型住宅の基準を満たしていればラッキー。

そうでなければ基準を満たす為に課金が必要になるが、長期優良住宅との補助金差額は80万円。ZEH水準住宅との補助金差額は120万円。課金額が補助金額を大きく上回ってしまうと元も子もない。

一番のオススメは基準を難なく満たすハウスメーカーや工務店を選ぶ事だ。

ちんたろう
ちんたろう

安さを売りにしてるメーカーはかなり厳しいと思われる。

また補助金の予算に達すると終了してしまうので狙っている人は注意した方がいいだろう。

ちんたろうの家はどうだった?

ちなみに2022年に建てた我が家は、

  1. 断熱等級6(Ua値0.40) 合格
  2. 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「38%」 合格
  3. 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「164%」 合格

って事でGX志向型住宅の基準を満たしていました。(どや顔)

ちんたろう
ちんたろう

160万円くれ~!

神様
神様

無理よ

私見

補助金を貰える条件が年々厳しくなってきているのは良い事だと思う。性能の高い家はマジで快適。

ただ補助金の条件に気密性能が組み込まれていないのはマジで意味がわからない。断熱等級もかなり上がったのに隙間だらけで熱が逃げまくったらエコもへったくれも無い。

ちんたろう
ちんたろう

大手ハウスメーカーの圧力か。。。

世の中は正義じゃなくて力が強い奴が勝つって事なのね。

コメント

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