どうも。
ちんたろうです。

土地を購入する時は誰しも安く買いたいと思いますよね。
仮に５０万円安く土地を買えたら断熱性能や住設（キッチンや風呂）のランクを１段階上げる事が出来ます。

今回は私が相場より１割以上安く土地を購入した方法を紹介していきます。

土地価格の値引き交渉をする

条件にもよると思いますが土地の値引き交渉は可能です。
値引き方法は以下の通りです。

端数切りをお願いする

十万桁の端数は値引き交渉用に高く価格設定されている事が多いそうです。
実際に私も何件か価格交渉しましたが全ての所で十万単位での値下げに成功しました。
まったく値引きをしない所もあると思いますが値引き確率は高いと思うのでおススメです。

販売してから時間が経っている土地を狙う

土地が中々売れないと売主も不動産会社も焦ってきます。
一般的には２か月以上経過すると値引きに応じる確率が上がるそうです。
売主と不動産会社は３か月単位での売却依頼を受ける契約を結んでいる（媒介契約）ので長い期間売れ残っていると３か月毎の再契約時に他の不動産会社に乗り換えられる可能性が高くなります。
乗り換えられるぐらいなら値引きしてでも売ってしまった方が不動産会社的には利益がでるので２か月以上経過した物件は値引き確率が高くなるようです。

元付不動産会社に交渉する

交渉能力と知識がある人は自分で直接不動産会社に値引き交渉する方法があります。
相場より価格が高い土地は売主の意図で価格設定が高めになっている可能性があります。
まずは目当ての土地が相場より高いか調べる必要があります。
相場の調べ方は以前の記事「不動産会社に頼らない土地の探し方教えます」で紹介しています。
相場に対してその土地の補正値を加味しそれでも高ければ交渉の余地があります。

次は値下げ交渉する為に元付不動産会社を調べます。

レインズを見れば元付不動産会社を調べる事が出来ますが不動産会社専用のポータルサイトの為、一般ユーザーは見れません。
一般ユーザーが元付不動産会社を調べるには「不動産ジャパン」を確認すればいいです。
不動産ジャパンはコチラ
目当ての土地が掲載されているかわかりませんが、一般ユーザーはこのサイトでしか元付不動産会社を確認する方法はありません。

あとは元付不動産会社に交渉するのみですが失敗する可能性があるので普通の人は建築会社や担当の不動産会社にお願いする方が間違い無いでしょう。

仲介手数料の値引き交渉をする

仲介手数料は売買価格の３％＋６万円が上限となっています。（売値が４００万円を超える場合）
ほとんどの不動産会社は上限額を設定しています。
仮に売値が２０００万円の場合、
２０００万円×３％＋６万円＝６６万円（税抜き）
これが不動産会社の利益となるんですが安くはないですよね。

仲介手数料を安くして貰う為には、不動産売買の仕組みを知る必要があります。
両手取引と片手取引については過去の記事で紹介していますが簡単におさらいをしておきます。

両手取引と片手取引を理解する

不動産の売買において不動産会社は売り主と買主から手数料を得ることで利益を生み出しています。
不動産会社にとって一番良いのは、売主と買主両方から手数料を貰う「両手取引」です。
しかしレインズに公開されると全国の不動産会社に情報が共有されるので買主から手数料を貰える可能性が低くなります。
結果売主からしか手数料が貰えずに利益が半分となってしまいます（これを片手取引と言います）

元付不動産会社に交渉をする

両手取引の場合、元付不動産会社は売主と買主両方から手数料を貰う事が出来ます。
しかし売買が成立しないとそもそも両方から手数料が貰えなくなります。
売主側の手数料を確保する為、買主側の手数料を安くして売買成立させる事があるそうです。
片手取引の場合は客付不動産会社は買主からしか手数料を貰えないので値引きは難しいでしょう。

建築会社に交渉をする

建築会社が宅建業の免許を持っている場合、建築会社を客付不動産会社にして土地を買う事が出来ます。
通常片手取引の場合、客付不動産会社は買主からしか手数料を貰えないので値引きは難しいですが、建築会社が客付不動産になると土地購入の仲介手数料が無くなっても家を建てて貰えれば儲けは確保出来るので仲介手数料を値引きしてくれる可能性があります。

私はこの方法で土地購入の仲介手数料が無料になりました。
ちなみに私が値引きして貰った時の条件は以下の通りです。
①仮契約をした建築会社が宅建業の免許を持っていた
②自分で土地を見つけた
③土地探しに難航しており建築会社に複数の土地の建築プラン作成を何度も依頼していた
④土地予算を明確にしていた為土地の値引き交渉が難航していた

おそらく③④の理由から、早く土地を決めて貰うために仲介手数料無料にしてくれたんだと思います。
なので誰にでも当てはまる訳ではありませんが交渉する価値はあると思います！

相場より安い土地を選ぶ

相場より安い土地はゴロゴロあります。
安い土地は安い理由を見分ける必要があります。
大体の土地はそれなりの理由がありますが中には条件が良いのに安い物件が存在します。
安くなりやすいおススメの土地条件を紹介していきます。

中古住宅も探す

以前の記事「掘り出し物件の探し方」でも紹介しましたが再登場です。
実際に私もこの方法で相場より１割以上安く土地を手に入れました。
リフォームが厳しいレベルの土地は相場より安く売られている事があります。
また所有しているだけで維持費がかかってくるので売主も早く売ろうとしている可能性があります。
ただし古家の解体を売主と買主どちらがするかは注意が必要です。

変形地を選ぶ

竿旗地や三角形のような変形地は相場よりも安くなっている事が多いです。
そのぶん土地を有効活用しないとデッドスペースになってしまうので変形地に強い建築会社を予め選んでおく必要があります。
大手ハウスメーカーは間取りの制限が厳しい所が多いと思うので、工務店や設計事務所も視野に入れると良いと思います。

まとめ

土地を安く買う為には「他の人に買われてもしょうがないな」と思えるメンタルが必要になります。

売主側の「売りたい気持ち」
買主側の「買いたい気持ち」
想いが強い方が値段交渉では負けます。

今回は土地を安く買う方法を紹介しましたが、どうしても欲しい土地は値引き交渉を粘らずに早く買ってしまいましょう。

ではでは。

まっ！